広背筋

⭐️広背筋

・広背筋(上腕三頭筋、大臀筋も)は弾性ストレステストで高い数値を残したので、より伸張性ストレスをかけることが重要(シーテッドローで胸の前にパッドがあるのは良くない)

・小指側で引く理由は尺骨神経ではなく親指側から引くと筋連結の関係で上腕二頭筋に効きやすくなってしまい、その分広背筋の負荷が少なくなるため消去法で小指側から引くのが◎
他にも広背筋の筋連結で小指側に繋がっているから小指側から引くのが◎

・また背中の筋肉は伸筋(主に腕や脚などを伸ばす時に使用される筋肉の総称。)に繋がっているため引く際に背屈(手首を反らせる)させながら行うとより広背筋を鍛えることができる。

・肩甲骨を寄せるかどうかは広背筋に効くかどうかはあまり関係はない。ただ肩甲骨を寄せた方が肩関節の伸展がしやすい

・内転動作でもっとも広背筋がメインで働くのは180度外転位から90度内転位。

・デッドリフトでは広背筋は効かない。身体を起こす際に肩関節の伸展になってるという人がいますが負荷に逆らって意図的に伸展してるのではなく身体を起こす際に事前に伸展しているだけなので効いているわけではない。
また最後に肩甲骨を内転するときに効くという人もいるが負荷のベクトルが上から下なので肩甲骨を寄せても寄せなくても変わらない。

・肩甲骨が外転し背中が丸まらないようにアイソメトリック時に働いているがそれでは広背筋は肥大しない(トレーニングは対象の筋肉を伸張と収縮させることが必要)

・頭の後ろに引くラットプルダウンは前に引く時よりも肘が下げにくくなるため収縮しにくいので効率が悪い。
効くと主張する人で菱形筋に効くと言う人がいるが菱形筋は肩甲骨内転作用があるので、これも負荷のベクトルが下から上に対して肩甲骨を寄せても寄せなくても変わらない。

・ラットプルダウンでは持つ位置の関係で150度外転位からしか引けないのでエキセントリックにおいて非効率。ジムのマシンで持つ位置が180度外転位で持てるマシンがあるのでそのようなマシンがあるジムを選ぶといい。さらに上から下にワンハンドで引くと180度以上外転したところまでエキセントリックをかけられるのでさらにいい。

・シーテッドロウの機械で胸にパッドがあると可動域的にエキセントリックをかけにくいので上から伸展できる機械か胸にパッドがない機械で戻す際にお辞儀をするように身体を前に倒すことで結果的に最大のエキセントリックがかかる姿勢を作ることができる

・ダンベルで行うワンハンドローで下ろしていく際は肘が伸びるか伸びないかは関係がなく肩を内旋させることで広背筋にエキセントリックの負荷をかけることができる。

・ベントローで身体を地面と平行にしてやってる場合は最大伸長できないためコンセントリック種目となる。また身体を少し起こしてしまうと負荷のベクトルに一番逆らうのは僧帽筋の上部となってしまう。

🔽2020/6/15追加

⭐️大円筋を鍛えたい場合は身体を倒してしまうと起始部(肩甲骨下角)が内側に移動してしまい停止部(上腕骨)との距離が縮まらない

⭐️大臀筋と広背筋は筋膜で繋がっているため大臀筋も収縮させながら広背筋のトレーニングを行うと効率がよく鍛えることができる

⭐️ラットプルダウンなどで広背筋メインで鍛えたい場合は身体を倒す。(身体を倒すことで起こしている時よりも肩甲骨が下方回旋しやすく広背筋に効きやすい)

広背筋の刺激が強かったものとして1番数値がよかったものはインバーティッドロー

ベントオーバーローの時に逆手にすると広背筋の数値は上がるが二頭筋や僧帽筋の数値も上がるがインバーティッドローで逆手にすると二頭筋、僧帽筋の数値は下がって広背筋のみの数値が上がった。

自重にも関わらず102kgのベントローより広背筋の数値が高かった

 

懸垂

懸垂では順手のワイドグリップが1番広背筋の数値が高い

パラレルグリップだと広い方が数値が高い

 

2020/7/17追加

肩甲骨の下角に触れている人もいれば触れていない人もいて触れている人は広背筋を鍛えることにより姿勢が改善する可能性が高い

広背筋は筋肉の走行的に内旋には強く働かない(肩甲下筋、大円筋のように横の走行だと内旋に強く働く)

内転動作に強く働くための横の走行の広背筋(肩甲骨の下角から胸椎の7番)の箇所は薄くあまり強い力を発揮しない

もっとも強く筋発揮するのは伸展動作。伸展の中でも肩を180度屈曲させたところからの伸展が1番強い。(起始と停止の位置的に)➡️プルオーバー

広背筋が拘縮してしまっていると腕を上げる際に肩甲骨が上方回旋するのを邪魔してしまう。それでも腕を上げようとすると代償動作として身体をそらしたり側屈したり肩をあげたりして肩痛や腰痛の原因になってしまう。◀️広背筋が肩甲骨の下角の触れている場合。

広背筋が肩甲骨下角に触れていない場合でも上腕骨に付着しているため肩が内旋する。内旋したまま肩を屈曲したり外転したりすると肩の怪我のリスクが上がってしまう。➡️アップライトローは肩を内旋しながら肩を外転していく種目なのでインピンジメントのリスクが大きい種目。

 

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