産後女性の76%が仙腸関節痛を訴えている
仙腸関節は2.3センチの可動性を持つと言われる
妊娠をすると、赤ちゃんを骨盤内で育て分娩時に骨盤を通りやすくするため、「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
そのホルモンの作用により、骨盤周りの靭帯や筋肉が緩み、骨盤が少しずつ開いていきます。開いた骨盤は、通常であれば産後徐々に閉じてきますが、産後は無理な体勢での抱っこや授乳等、通常よりも身体に負担をかける体勢も多く、骨盤がズレたり歪んだりした状態になってしまったり、産前の状態まで骨盤が戻らないということもあります。
その状態を放っておくと、腰痛や恥骨痛がおこったり、体型がいつまでも戻らなかったりすることもあるなど、さまざまな問題が生じやすくなります。
産後の骨盤矯正は、これらの症状を緩和する効果があるといわれています。
産後のトラブル(腰痛・恥骨痛等)の改善
産後、骨盤が歪んだり開いたりした状態で生活していると、体の筋肉を正しく使えず姿勢や歩き方が悪くなります。その状態が続くと、腰痛や恥骨痛や関節痛など身体のさまざまな箇所に支障が出てきます。
産後の代表的なトラブル症状を挙げてみます。
- 腰痛
- 恥骨痛
- 関節痛
- 尿漏れ
- 冷え性
- 便秘
出産時に最大限に開いた骨盤が戻らないままでいると、下半身のサイズが大きくなって産後しばらくたって体重は減っているものの体型がまだまだ妊婦さん……という状態になってしまうこともあります。また、骨盤が開いた状態が続くと、胃や腸などの内臓が下垂しやすい状態となり、下腹部がぽっこりと出やすくなります。
マイナス面ばかり目立ちますが、産後は骨盤が緩んだ状態にあるため、妊娠前よりも骨盤を小さくできるチャンスでもあります!
産後にしっかりと骨盤を矯正し、妊娠前よりもすてきなスタイルを手に入れましょう!
産後いつから受けられる?
産後の骨盤矯正は、一般的には出産後体調が安定した1~2カ月後頃から始めるのがよいといわれています。
ただし産後の体調が回復するスピードは個人差があります。また、普通分娩か帝王切開かでも異なってくるので、決して無理をせずお医者様や施術士さんと相談をしながら開始してください
出産の影響で骨盤前傾して伸びて拘縮する筋肉をほぐして筋肉の長さを正常にして必要なら鍛える
⭐️ハムストリングス、腹直筋
出産の影響で緩んだ骨盤周りの筋肉を鍛える
⭐️腹横筋トレーニング
ドローイン(ドローインはお腹を引っ込めたまま呼吸をすることによって、一番奥にある腹横筋まで鍛えることができる)
プランク(この時も可能であればドローインを行う)
⭐️骨盤底筋トレーニング
骨盤庭筋群が機能することはコアの安定性や筋出力、また尿漏れや腰痛などその関連性は非常に多岐にわたると言われています。
スクワットなどのトレーニング時に肛門や膣をお腹側に引き寄せるイメージで閉める
⭐️内転筋トレーニング
アダクション
ワイドスクワット