肩甲胸郭関節

肩甲胸郭関節は生理学的関節であり、解剖学的関節ではない。

肩甲上腕リズム・・上腕骨が動くと一緒に肩甲骨が動く仕組み。
0−30度外転➡️肩甲骨動作なし
30−90度外転➡️約30度上方回旋
90−120度➡️60度上方回旋

外転では30度以降肩甲骨が動作するが屈曲では90度程度まで肩甲骨は動かない。このことから肩の痛みや違和感を訴えるお客様がいた時に外転より屈曲の方が動作しやすい場合は肩甲骨の可動性に問題があることがわかる。

 

外転時胸鎖関節(30−40度)が最初に動き、2番目に肩鎖関節(20−30度)が動く。
このことから外転初期で動きの悪さが見られれば胸鎖関節側にアプローチ、150度以降の外転後期の場合は肩鎖関節にアプローチすることが有効であることがわかる。

 

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