骨粗鬆症
患者数は1200万人以上(予備軍は2000万人以上)
女性ホルモンと強い関わりがあるので多くの女性が悩ませれる病気
WHOの定義
➡️低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である。
骨量は20代でピークになり閉経後一気に下がってしまう。
骨の構造
骨は常に壊されて新しいものが作られている。
1年で全体の約5分の1が新しいものに作り変えられている。
骨量を決める要素として
破骨細胞(古くなった骨を壊す)と骨芽細胞(新しい骨を作る)のバランスが重要となる。
骨粗しょう症にならないためには骨芽細胞を活性化することが大切。
骨の形成に関する栄養
骨の材料となるカルシウムは主に小腸から吸収されるがその時に必要になってくるのが活性型のビタミンD。
また骨を定着されるために必要なのがカルシウム結合体のタンパク質であるオステオカルシン。
このオステオカルシンを合成させるために必要なのがビタミンK。
破骨細胞は副甲状腺ホルモンのパラトルモンが血中のカルシウムが低くなったと感じた時に放出され破骨細胞を促進する。
甲状腺ホルモンのカルシトニンは破骨細胞の活性化を抑制する働きがある。
女性ホルモンのエストロゲンはカルシトニンの分泌を促進する働きがある。
骨粗鬆症に対する栄養
●ビタミンD 8,5μg/日
●カルシウム 650mg/日
●ビタミンK 150μg/日