体性感覚について(後編)

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●体部位局在地図
◎感覚情報は脊髄の背側を経由して伝えられる
◎体性感覚野は大脳皮質頭頂葉の前にある前頭葉に接する位置に存在する(中心後回)

キャプチャ

☆POINT
①種類は番号の若い順番に並んでいて、若い番号ほど直径が太く、伝導速度が大きい
②ほとんどの神経が髄鞘化されている
⇒髄鞘化されて太いほど伝導速度は大きい

◎機能 【図①】
・筋紡錘―Ia求心性繊維
・ゴルジ腱器官―Ib求心性繊維

●伝導路のちがい
◎体制感覚の伝導路は感覚の種類によって異なる感覚伝導路がある
(1) 脊髄視床路(外側脊髄視床路、前脊髄視床路)
皮膚感覚➡脊髄で交差➡脳にいく

(2)内側毛帯路
固有(深部)感覚➡延髄で交差➡内側毛帯➡脳にいく
※伝導速度が大きい

キャプチャ1

※どんな刺激も侵害刺激(痛み)に変わる
➡侵害受容器はポリモーダル受容器
(いろいろな刺激に反応)

●痛みの種類と伝導
◎痛みは2種類あって、伝導する繊維が異なる
・速い痛み(Aδ繊維)➡侵害刺激という
・遅い痛み(C繊維)➡無髄神経という
※侵害刺激…痛みをもたらし、組織の損傷を引き起こすような刺激のこと
※無髄神経…神経線維で軸索の周囲に髄鞘をもたないこと

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