坐骨神経痛

腰痛の一つ

坐骨神経は通常梨状筋を下を通っているが梨状筋(あまり多くはないが大腿方形筋が坐骨神経に触れている場合もある)の中を通ったりすると神経が圧迫されて(外旋筋だが股関節が内旋気味の人で梨状筋が伸ばされて硬くなってしまってるパターンが多い)足の痺れを伴い痛みが発生するパターンの他にヘルニアにより足の痺れを伴う場合がある

坐骨神経が梨状筋の上を通っているか、中を通っているか、下を通っているかは遺伝で決まると言われている

坐骨神経(小指くらいの太さの人体最長、最大の神経)の走行
*厳密には名称が変わるので最長ではない。考え方によっては名称が変わっているだけで同じ神経なので最長となる。

一般的には梨状筋の下を通る。88%
12%程度の人は坐骨神経が分裂して上側が梨状筋の中を貫通している。
梨状筋の中を貫通していて梨状筋が内転、内旋して引き延ばされたり内股の方などで引き延ばされて凝り固まってしまって坐骨神経を圧迫し痛みを感じるパターンもある。

坐骨神経痛はヘルニア、脊柱管狭窄症、梨状筋が原因で起こることが多い。

股関節が内旋している方の方が梨状筋が伸ばされているので神経を圧迫しやすい。

 

ルーマニアンデッドリフトはナローでやると外側がメインで鍛えることができ、スタンダード、ワイドで内側をメインで鍛えやすくなる。
外側側の筋肉は内側側よりも筋肉の数も多く強くなりやすいためあえて狙って鍛えるメリットはあまりなく外側の大腿二頭筋が拘縮することによって坐骨神経痛になってしまうことがある。

 

 

⭐️梨状筋が原因の場合の改善方法としては伸びきって固まってしまっているためリリースをして筋肉を正常の長さに戻してそこから梨状筋のトレーニングをすることによりアライメントを修正していく

梨状筋
作用・股関節の外転、外旋

 

坐骨神経痛の原因を確かめる方法

 

⭐️ラスエクテスト
膝を伸展、足首を背屈したまま足をあげる。坐骨神経痛がある方は地面から30センチほどあげたところで痛み、痺れを感じる

⭐️梨状筋テスト

梨状筋をストレッチするために屈曲、内転、内旋をする
梨状筋の中を神経が通っている場合梨状筋がストレッチされると絞扼される(締めつけられる)ことにより神経障害が起きる。

 

⭐️梨状筋ではなく椎間板が原因だと疑われる場合
膝を曲げていると何も感じないが伸ばすと痺れや痛みが生じる場合はどこかで神経絞扼されている可能性がある

また同じ姿勢で膝を伸ばし足首を背屈して顎を引いて背中をまとめると痺れや痛みが出る場合は坐骨神経痛が疑われる(写真)

 

梨状筋リリース方法

まずうつ伏せで軽度外転位にして仙骨上部3分の1外側から大転子に付着している梨状筋に触れて股関節を内外旋していくと触れている指を跨いで動くのがわかる

またリリースは筋肉に対して平行に押すよりも垂直に押した方がリリースしやすいので可能であれば梨状筋を真横から押していく

 

 

大腿方形筋のリリース

 

梨状筋のトレーニング

動画のようにあまり開かないようにすることで梨状筋を効率よくトレーニングできる
この時負荷もかなり低めにしていく
強い負荷だと下側の中臀筋にメインに効いてしまう

コメントを残す