起止・停止
起止➡️胸骨端
停止➡️鎖骨の外側三分の一下面
作用
鎖骨の安定化
肩を屈曲する際に鎖骨が後方に回りすぎないようにする*逆に鎖骨下筋が拘縮していると鎖骨がうまく後方に回らないので肩の屈曲の動きを邪魔してしまう。
僧帽筋は鎖骨に停止しているため僧帽筋が拘縮してしまうと鎖骨が上に上がってしまい肩こりの原因になってしまう。この時僧帽筋に対抗して鎖骨をあげないようにしてくれているのが鎖骨下筋。
副交感神経との関わり
鎖骨下筋を支配している鎖骨下神経は横隔神経と隣接している。横隔神経は横隔膜を支配する神経なので横隔膜をしっかり使い腹式呼吸をすることで副交感神経が働き、交感神経優位で起きる様々な弊害を防ぐことができる。
➡️このことから鎖骨下筋が拘縮しすぎていないなどベストコンディションを保つことが重要なことがわかる。
姿勢との関係
猫背、円背、肩関節の屈曲がしにくい(腕が上がりにくい。)は鎖骨下筋が拘縮していることが多い。
また胸が大きい女性や大胸筋が発達している男性は拘縮していることが多い。
リリースの方法
拇指や人差し指で指圧する。