回外筋

起始・停止

作用

前腕回内位から回外させる。

トレーニング

徒手で回内させ、それに抵抗する形で回外させることでトレーニングになる。

テニス肘

テニス肘の方は回外筋の拘縮が原因であることが多いのでリリースをすることで改善する可能性が高い。

ストレッチは作用と反対に回内させることで可能。(掌屈し外側上顆を母指で抑えながら)*外側上顆(写真)

ただ多くの場合は股関節や胸椎を使うことができず、手打ちになってしまっていることが多いのでそちらの改善をしないと回外筋をリリースして一時的に改善してもまた痛みが再発してしまう。

回外筋症候群

回外筋の中に橈骨神経が通過していて回外筋が拘縮し橈骨神経を絞扼(締め付ける)してしまうと指の伸展(伸ばす)しずらくなる。指先の痺れや肘の外側痛がある場合もある。

このような症状を訴える方がいたら回外筋のリリースが有効。

手首痛との関係

橈骨と尺骨の間にある骨間膜という骨と骨の筋膜が詰まりやすい。
その骨間膜を母指で圧迫しながら揺らしてリリースすることで手首痛の改善に繋がることがある。
またこのリリースをすることにより回内、回外の動きをスムーズに行える。

*骨間膜とは前腕の橈骨と尺骨、下腿の脛骨と腓骨をそれぞれ薄いが丈夫な結合組織性のである。

 

 

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