肝臓

肝臓
人体最大の臓器で体重の1/50あり、働きは少なくとも500以上もあると言われます。一部に障害があっても再生能力が高いため症状が表れにくく、自覚症状が出る頃には非常に悪化していることがあり、「沈黙の臓器」とも呼ばれています。
代謝(栄養素を体が利用しやすい形に分解し合成する。)
1.糖質代謝
ブドウ糖はグリコーゲンにかえられて貯蔵されます。必要に応じて再びブドウ
糖がつくりだされ、血液中に放出されエネルギーが供給されます。
これにより、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が調節されています。
2.蛋白質代謝
アミノ酸から毎日約50gの蛋白質が合成されています。残ったアミノ酸は分解
され、窒素化合物、アンモニアを経て尿素として尿中に排出されます。
蛋白質合成により止血に必要な凝固因子を作り、血液中に放出しています。
3.脂質代謝
脂肪酸の合成、分解の他、コレステロールやリン脂質の合成が
行われています。解毒機能
毒性の少ない物質に変え、尿中や胆汁中に排泄します。
クッパー細胞は肝臓内に入った毒素や異物を食べ、解毒を行っています。
人体に有害なアンモニアを蛋白代謝によって毒性の少ない尿素に変え、
尿中に排泄します。
エネルギーの貯蔵
ブドウ糖をグリコーゲンの形で貯蔵し、エネルギーを補給できるようにしつつ、血糖値を調節しています。胆汁の生成
コレステロールと胆汁酸から胆汁を作り出しています。
胆汁の材料にすることで血中のコレステロールを調整しています。

 

肝臓が悪くなると

急性肝炎では、皮膚や目が黄色くなる(黄疸)、尿の色が濃くなる、だるい、食欲がない、吐き気がする、などの症状がありますが、慢性肝炎では基本的に症状はありません。 すすんだ肝硬変の場合は、だるい、食欲がない、むくむ、腹が張る、皮膚や目が黄色くなる(黄疸)、などの症状がみられます。

 

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