過酸化脂質

過酸化脂質とは

体内の体脂肪、中性脂肪(脂肪の一種で血液中に存在する)が活性酸素の影響により酸化したもの。
この過酸化脂質が活性酸素やフリーラジカルを作り出してしまったり癌や老化の原因となる。

 

動脈硬化の大きな原因としてLDLコレステロールが酸化してしますことによる過酸化脂質の影響があげられる。

 

年齢を重ねることによる皮膚の黒ずみの原因は?
皮脂が酸化し、過酸化脂質が細胞を傷つけることによって起こってしまう。

できるだけ過酸化脂質の生産量を0に近づける必要がある。

 

過酸化脂質の生産を防ぐ方法

①抗酸化物質となる栄養素を身体に溜めておくことで体内の体脂肪、中性脂肪を酸化しないように未然に防ぐ。

酸化を防ぐ栄養素
ビタミンC

ビタミンE

亜鉛

カロテノイド

ポリフェノール

②酸化部分を取り外して元の状態に戻してあげる。

グルタチオン(アミノ酸)
グルタチオン=(グルタミン酸、システイン、グリシン)

アミノ酸がつながった状態をペプチドといい、グルタチオンは3つ繋がっているのでトリペプチドという。

このグルタチオンが過酸化脂質の酸化部分を受け取る。これによりグルタチオンは酸化型グルタチオンになるが酸化脂質は通常の状態に近いものになる。
酸化してしまったグルタチオンはグルタチオンレダクターゼの働きにより元に戻る。

*グルタチオンを体内に溜めておくにはグルタチオンの素材であるシステイン、グリシン、グルタミン酸を十分に摂取しておくことが重要。

グルタミン酸が多い食材

昆布、トマト、チーズ(特にパルメザン)、生ハム
主に発酵食品

グリシンが多い食材

エビ、カニ、イカ、ホタテ、カジキマグロ

システインが多い食材

にんにく、肉、魚、卵、レバー
しっかりとタンパク質を摂取している方はシステインが不足することは基本的にない

 

コメントを残す